この作品は、1999年、日本現代音楽協会主催の「現代の音楽展」で委嘱作品として作曲・初演され、その後、2001年に日本で実施されたISCM World Music Daysでバートン・ワークショップアンサンブルが再演するに当たり、ヴァイブラフォンを加えた六重奏曲に改訂されたものです。タイトルの「春霖」は、冬の乾燥期から初期にかけてよく降る雨の意味で、作曲者は、ひと雨ごとに温かくなり、若葉は色を濃くしてひび割れた大地は蘇る。その雨がもたらす蘇生力に感嘆し、春への礼讃として名付けたと言っています。 演奏所要時間約11分 マテリアルはレンタル。